「『ぐずぐず脳』をきっぱり治す!」 黒川保子著

公開日: 更新日:

 最近、何をやってもパッとしない、気の利いたことが言えない、人生下り坂だと感じる……。そんな悩みを抱えているなら、あなたの脳は「ぐずぐず脳」に陥っている恐れがあると本書。

 あふれる好奇心や意欲は精神力で出すものではなく、脳内で分泌されるホルモンの力で湧き起こるもの。しかし、現代人の生活習慣は脳の活性化を妨げやすく、ホルモンの分泌を低下させて気持ちを萎えさせてしまうのだという。

 しかし、これは言い換えれば、生活習慣次第で脳が生き生き変化するということだ。本書では、たった7日間で脳を劇的に変えるプログラムを紹介している。まず第一に、午前0時には部屋を暗くして寝ていることだ。午前0時からの2時間は、記憶力や発想力を高めて脳を進化させる、メラトニンというホルモンを分泌させるためのプラチナタイム。ところが、この時に目から光が入っていると、メラトニンの分泌が妨げられてしまう。

 他にも、朝食に卵を食べる、足の裏を磨くなど、簡単にできて脳が活性化する生活の工夫が満載だ。(集英社 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異