• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「あなたの人生の意味」デイヴィッド・ブルックス著 夏目大訳

 著者は「ニューヨーク・タイムズ」紙の名コラムニスト。本書はビル・ゲイツが「2015年に読んだ本ベスト6」の筆頭に挙げるなど高い評価を受け、50万部を超えるベストセラーとなった。

 著者いわく、人間の美徳には大きく分けて、履歴書向き美徳と、追悼文向きの美徳の2つがあると。言い換えれば、キャリア志向の野心的な志向と、他人への奉仕と普遍的な真理に従って生きようとするかの違いだ。前者の生き方が主流を占めている現在、もう一度、後者のような生き方を見直すべきではないかと、著者は問いかける。そうした生き方の見本として、米国史上初の女性閣僚フランシス・パーキンズ、第34代米国大統領ドワイト・アイゼンハワー、英国の女性作家ジョージ・エリオット、古代ローマの神学者アウグスティヌスなど10人を取り上げ、それぞれが人生の中でどのように人格を磨いていったのかを詳しく描いていく。

 トランプ流の野心と独善性が席巻している現在、本書は防波堤となり得るだろうか。(早川書房 2300円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    県警・消防は380人動員 なぜ理稀ちゃんを発見できなかった

  2. 2

    もし破局したら…“恋愛露出狂”剛力&前澤社長の未来予想図

  3. 3

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  4. 4

    まるで大使館…剛力彩芽&前澤社長の“100億円豪邸”を発見

  5. 5

    総裁選で論戦拒否…安倍首相が打って出た「逃げ恥」作戦

  6. 6

    ドラ1候補社会人も“直メジャー”…日本球界はなぜ嫌われる

  7. 7

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  8. 8

    巨人・重信の台頭で…“FAの目玉”広島・丸の獲得に影響も

  9. 9

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  10. 10

    国連が原発作業員の被ばく危惧も…安倍政権またもガン無視

もっと見る