【キリン】一番搾りは10年、本麒麟は8年の構想で大型刷新 長期計画は成功するか
10月の酒税改正でビール系飲料の税率は、350ミリリットルあたり54.25円に一本化される。従来の税率に比べると、「ビール」は約9.1円の減税で、「発泡酒」「第3のビール」は逆に約7.26円の増税になる。この流れに合わせて、発泡酒の一部の銘柄はレシピを見直し、ビールに格上げする動きも相次ぐ。そこで大手4社に酒税法改正を見据えたビールの戦略を聞いた。
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1907年に創立されたキリンビールは、1870年に横浜で開設された「スプリングバレー・ブルワリー」にルーツを持つ。150年を超える歴史の中で磨かれた日本を代表するビール会社は10月の酒税改正を見据えて、主力ブランドである「一番搾り」と「本麒麟」の大型リニューアルを打ち出している。
10月の酒税一本化でビール類市場が大きな転換点を迎える中、キリンビールはビール類を「高価格」「スタンダード」「エコノミー」「オフ・ゼロ系」の4カテゴリーに分類。それぞれに主力ブランドを位置づける。さらに価格や味、健康ニーズごとに消費者に選ばれるポートフォリオに移行することで、主力ブランドの活性化を図り、今後のビール市場を勝ち抜く戦略だ。
その構想は、酒税一本化が決まった2016年から始まっていて、10年にわたって市場の変化や消費者のニーズをとらえながら商品開発を進め、ブランドを育ててきたという。その中でも大きな取り組みが、「一番搾り」と「本麒麟」の大型リニューアルだ。


















