人のカラダは「日内」「週内」「月内」「年内」でリズム良く変化している。季節や世代によりそのリズムはさらに変わる。その中で、生命に関係する危険な時間帯を「ブラックタイム」と呼び、それを考慮した時間の使い方が健康の秘訣だと著者は言う。
たとえば、月曜日の朝はもっとも注意すべきブラックタイムで、うつ病の人が自殺しやすく、冬は心筋梗塞になりやすいという。本書では、こうした病気ごとに注意すべきブラックタイムを解説している。
さらに、ブラックタイムを考慮したうえで、どういう生活習慣が健康寿命につながるのか。生活に密着したアドバイスもしてくれているのがうれしい。(東洋経済新報社 1400円+税)