読んでおいしい最新グルメ文庫はこれだ!

公開日: 更新日:

「京なさけ 小料理のどか屋人情帖19」 倉阪鬼一郎著

 元武士の時吉は、わけあって料理人として生まれ変わり、今は神田横山町の旅籠付き小料理のどか屋を切り盛りしている。ある夜、料理の師匠・長吉が若い男を連れて店を訪ねてきた。京造と名乗るその青年は、長吉がかつて世話になった京の名店・宮戸屋の跡取り息子だという。

 江戸の料理を学びに来た京造には、もう一つ目的があった。先代亡き後、見栄えだけの料理と格式を鼻にかけた接客で客足が遠のいている店の行く末を心配した京造は、一緒に京に行き、母親の女将と板長に意見して欲しいと時吉に頭を下げる。

 タコのやわらか煮、イカの黄金扇、サンマの菊花巻きなど、次々と登場するおいしそうな料理を小道具に描く人気人情時代小説シリーズ最新刊。(二見書房 648円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網