「猿蟹 saru・kani」鯨統一郎著

公開日: 更新日:

 老人福祉施設で働くみちるは、利用者の蟹江静子が老後のために貯金していた1000万円をだまし取られたと知り放っておけない。詐欺グループは、老人ホームの入居金と偽って金をだまし取っていた。74歳で一人暮らしの静子は、爪に火をともすようにして貯めた虎の子を奪われ生きる気力を失ってしまう。

 老人を食い物にする詐欺グループが許せないみちるは、静子の金を奪い返すために仕事を辞めて動きだす。みちるも、実はかつて悪事を働き金儲けするやからを専門にだます詐欺師だったのだ。みちるは、今はラーメン屋で働く玉田や、ホームレスに転落していた変装の名人・臼井など、昔の仲間を探し出し、協力を求める。

 だましだまされのコンゲーム小説。(小学館 690円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    金丸信吾氏「拉致問題解決は国交正常化こそが一番の近道」

  2. 2

    坂本の腰痛不安で続く遊撃探し 巨人“外れドラ1”候補の名前

  3. 3

    大一番でスタメンの福岡堅樹にスコットランドは面食らった

  4. 4

    ドラフト一番人気 星稜・奥川を狙う阪神の“嫌われ方”

  5. 5

    寝耳に水の「1位奥川」報道…G原監督“独善”でスカウト諦観

  6. 6

    12球団OKと明言した大船渡・佐々木朗希の「意中の球団」

  7. 7

    大場久美子さん 家で「365日3食」利用できる子ども食堂を

  8. 8

    「好きな女子アナ」調査 ベストテンからフジが消えたワケ

  9. 9

    嘘まみれの日米貿易協定 ボロボロ出てくる隠蔽と虚偽説明

  10. 10

    巨人もベタ降り? 大船渡・佐々木に日本ハム単独指名の目

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る