「仕事なんか生きがいにするな」泉谷閑示氏

公開日: 更新日:

 忙しくて昼食のメニューを考えるのが面倒で、何を食べるか決めているというビジネスマンは多い。

「生きる喜びである食事がただのガソリン補給になっています。自分の意思とは別に、SNSで写真を公開するためにレストランを選ぶ人もいます。でも、本当は自分は何が食べたいのか、考えることに意味があるのです。死んだ感性では、仕事をしても旅行に行っても何をしていても、心が満たされることはありません」

 タイトルの〈仕事なんか生きがいにするな〉は、働くなということではない。空虚さを感じながらルーティンで労働することの無意味さ、見つけられなかった生きがいを「仕事にある」とごまかすな、と言っているのだ。労働を中心とした生活から、自分の日常を充実させることで、仕事上でも新しい発見をし、新たなものを生むことにつながるという。

「人間はご飯が食べられて仕事があって、家族がいれば生きられる生物かといえばそうではない。生きがいが見つけられないとつらいんです。そのために人は、まず自分が空虚であることに向き合わなければなりません。悩み考えることが人間で、感性は暇や退屈な時間から生み出されるもの。生きがいは“労働”ではない自分の時間から見つかるのです」(幻冬舎 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  2. 2

    U18高校代表16人の全進路が判明! プロ志望7人、早大&青学だけで計4人、社会人は2人

  3. 3

    大谷翔平「古巣エンゼルス復帰」の仰天情報! エ軍球団売却とド軍オーナー不祥事が招く急展開

  4. 4

    テレ東「日本3大吞み食べドラマ」でも栗山千明「晩酌の流儀」に注目するワケ

  5. 5

    大谷翔平は「今季終了」か…現地で飛び交う「ロスで手術中」の怪情報とその根拠

  1. 6

    花博ならぬ高市首相PR動画が大炎上! 内閣広報予算10倍超「72億円」要求への猛反発も止まらない

  2. 7

    「男系」どころか「フカ系」? 神武天皇を持ち出す"皇統2600年論"と神話の奇妙な関係

  3. 8

    東京の下町3兄弟「足立・葛飾・江戸川」安さだけじゃない意外な魅力 問題視された治安は今や改善

  4. 9

    水前寺清子(2)「私にとって星野哲郎先生は人生の師です」

  5. 10

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々