「犬の報酬」堂場瞬一著

公開日: 更新日:

 タチ自動車が開発を進めていた自動運転技術の実験車、ABオートが事故を起こした。社員が軽傷を負っただけだが、タチ自動車は警察が事故を外部に公表しないよう手を打った。ところが、東日新聞朝刊に事故の記事が掲載される。社会部遊軍記者の畠中に内部告発者が情報を流したのだ。

 タチ自動車の谷内常務は総務課係長・伊佐美を呼び、情報がどこから漏れたかを探るプロジェクトチームをつくれと命じる。5年前、リコール隠し問題を日本新報にすっぱ抜かれるという事件があったが、伊佐美は情報提供の犯人を捜しだせなかったという過去があった。

 新聞記者、総務のエース、内部告発者、それぞれの正義を描く経済小説。(中央公論新社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒