「成功の食事法」菅原道仁著

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 仕事でのパフォーマンスを最大化するために必要なことは、食欲を制することだと脳神経外科医の著者は言う。食べ過ぎると副交感神経が優位な状態が続く。これは消化器の活動を活発にするためだが、集中力が欠如して判断力も鈍るため、仕事にはひとつもいいことがない。

 食欲は、2つのホルモンを操ることで抑制が容易になる。脳の視床下部に“満腹”というサインを送る「レプチン」と、摂食中枢を刺激して食欲を感じさせる「グレリン」だ。つまり、血液中にレプチンを増やしてグレリンを抑えてやることができれば、食べ過ぎが起こらなくなる。そのための簡単な方法が、睡眠運動だ。

 睡眠時間が短いとグレリンが増えてレプチンが減り、食欲が暴走することが明らかになっている。

 また、運動すると「ペプチドYY」と「GLP―1」というホルモンが分泌され、グレリンが抑制されることが分かっているそうだ。

 食事の仕方にも工夫が必要だ。まずは、1日3回ではなく2回にシフトする。これだけで、1日のインスリン分泌回数が減り、糖尿病のリスク軽減につながる。

 1日の中で1分でも長く“完全な空腹の時間”をつくるのもお勧めだ。慢性疲労が改善し、思考も冴えて仕事のパフォーマンス向上につながると本書。

 食べ方を変えれば、健康と仕事の成功、両方を手に入れることができるかもしれない。(ポプラ社 1400円+税)

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