「少女ミステリー倶楽部」ミステリー文学資料館編

公開日: 更新日:

 テレビで3日前に近所の郵便局に強盗が入ったニュースを見ていた「彼」を刑事が訪ねてくる。前日、彼が家賃として払った1万円札の番号が、強盗された紙幣のものと一致したというのだ。身に覚えはないが、彼はその金の出所を明かすことができない。実はその金はある少女から盗んだものだった。2日前、喫茶店で少女から声をかけられた彼は、1万円で商談が成立してホテルへ。借金に追われ支払う金がない彼は、事後、彼女がシャワーを浴びている間に、ポシェットの金を盗み出し、その場から逃げ帰ったのだった。(連城三紀彦著「少女」)

 その他、妊娠した少女との結婚に反対された青年が彼女の母親を殺した事件の謎を追う検事を主人公にした笹沢佐保の「六本木心中」など、危うさと妖しさを兼ね備える少女たちが登場するミステリー13作を収録。

 (光文社 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?