「黙殺」畠山理仁著

公開日: 更新日:

 先の東京都知事選挙小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎の「主要3候補」のほか、スマイル党総裁・マック赤坂、選挙の鉄人こと中川暢三、そして、山口敏夫、立花孝志、上杉隆ら18人が立候補している。初めから落選と供託金300万円の没収も覚悟で、立候補することで政策論争をするのを望む彼らを、著者は敬意を込めて「無頼系独立候補」と呼ぶ。

 小池劇場一色に染まった都知事選挙では、民放テレビ4社の看板ニュース番組で主要3候補と彼らとで割かれた報道時間の割合は「97対3」と圧倒的に少なく“黙殺”されている。

 本書は無頼系独立候補たちの「独自の戦い」を追い続けた20年間の記録である。第15回開高健ノンフィクション賞受賞作。

(集英社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった