「ラブラバ」エルモア・レナード著、田口俊樹訳

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 マイアミのサウスビーチに住む元シークレットサービスのラブラバは、3年前に写真家に転向。捜査でカメラを扱ううちに写真の魅力に開眼したのだ。ある日、ラブラバはホテルの支配人・モーリーに頼まれ、デイトナビーチにある保護施設に向かう。施設に収容された知人の女性から身元引受人を頼まれたらしい。モーリーが女性を迎えに行っている間、受付で待っていたラブラバは、警官になりすました男に難癖をつけられ困っていた職員に助け舟を出す。翌朝、ラブラバはモーリーが連れて帰った女性が少年時代から憧れの映画女優・ジーンだと気づき、心が浮き立つ。やがて、彼女がトラブルに巻き込まれていることが分かる。

 アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の巨匠の代表作。

(早川書房 1900円+税)


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