「クルタンの礼儀作法書」アントワーヌ・ド・クルタン著、増田都希訳

公開日:  更新日:

 社交辞令のひとつに賛辞がある。だが、極端に誇張した大げさな社交辞令は逆効果。例えば、勇敢な行為を褒めるために、カエサルもその人の足元にも及ばないと言ったり、美しい女性の真っ赤な唇と頬に比べればバラは青白く見えるなどと言ったりしたら? 

 健全な精神の持ち主なら、そう言った本人は、自分は頭がいいが相手は愚かだから見え透いた社交辞令を信じると考えているのだろうと判断する。

 あるいは、本人はまったく良識がない人で自分が嘘をついていることに気がついていないと思われるのがオチ。

 1671年から1730年の間に30版以上を重ねたという、17・18世紀のフランス紳士淑女の礼儀作法書。(作品社 2800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  7. 7

    辺野古「県民投票」不参加表明 沖縄県“アベ友”5市長の評判

  8. 8

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  9. 9

    広島・誠也が打点王宣言も “新3番”長野に丸の代役務まるか

  10. 10

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

もっと見る