「『コミュ障』だった僕が学んだ話し方」吉田照美著
コミュニケーション障害を克服して「しゃべりのプロ」となった著者が、人間関係をより円滑にする話し方を教えてくれるコミュニケーション術本。
中学生時代にコンプレックスから人との交際がうまくできなくなった氏は、引きこもって勉強していた浪人時代に幻聴がするほどのノイローゼ状態に。そうした状況からラジオ局のアナウンサーになった経緯を紹介し、人生に無駄なものなどひとつもないと説く。人との関係も同じで、無駄と感じるような会話や触れ合いだったとしても、それが後のコミュニケーションに必ず生きてくるという。
コミュニケーションの基本は「素直に思いを伝えること」と、多くのエピソードを交えながら、話し下手でも会話を弾ませるコツを伝授。(集英社 740円+税)