「PIT 特殊心理捜査班・水無月玲」五十嵐貴久著

公開日: 更新日:

 警視庁捜査支援分析センターでビッグデータ解析による犯罪予測システムを開発していた蒼井俊は、PIT(特殊心理捜査班)への異動を命じられた。班長の水無月玲の要請だった。PITが担当している、20代のOL3人が殺されたV殺人事件に俊の解析能力が必要だというのだ。

 その日、警視庁のホームページに「秋葉原・コインロッカー・V」というメールが送られてきて、秋葉原駅のコインロッカーで女性のバラバラ死体が見つかった。それ以前に上野駅と恵比寿駅のコインロッカーで、やはり女性の死体が発見されていたが、死体はどれもV字に並べられていた。

 特殊心理捜査班が連続猟奇殺人事件に挑む警察ミステリー。

(光文社 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する