「ドラゴンスリーパー」長崎尚志著

公開日: 更新日:

 久井重吾は、神奈川県警捜査1課の元警部補。その取り調べが、脳天に杭を打つような鋭さを持つことから「パイルドライバー(杭打ち機)」の異名を持つ。退職後は県警のアドバイザーを務めているが、かつての上司・諸富が殺害されたとの報が届く。しかも、顔にビニール袋をかぶされ、浴槽に漬けられるという、13年前の少女殺害事件の手口とそっくりだった。

 久井は県警からの要請で、一家3人殺しを共に解決した中戸川俊介巡査部長と組んで捜査に当たることに。

 調べを進めていくうちに、諸富が退職後も、やはり13年前に起きた中国マフィアが絡んだとみられる未解決事件を追っていたことが判明。さらに、その事件には公安も強い関心を払っていたことから、事件は複雑さの度合いを深めていく――。

 元上司の捜査手法を思い浮かべながらその足取りを丹念に追っていく久井。そんな伝説の刑事を憧れの目で見ている若い中戸川。老若コンビが活躍する新機軸の警察ミステリーのシリーズ第2弾。

 (KADOKAWA 1600円+税)

【連載】週末に読みたいこの1冊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  2. 2

    星野仙一監督は誰よりも自分を慕っていた牛島和彦をトレードの弾に、落合博満を手に入れた

  3. 3

    バナナマン日村が突然の休養発表 超売れっ子がネタにしていた肥満体形…ロケ番組多数に心配の声やまず

  4. 4

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  5. 5

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  1. 6

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  2. 7

    家計負担の増加が続く「大学入学」…地方出身者の都心大学への進学は厳しい環境に

  3. 8

    ガソリン補助金限界でも「節約は不要」と…引くに引けない高市首相「大言壮語」の呪縛

  4. 9

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 10

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情