「人類滅亡小説」山田宗樹著

公開日: 更新日:

 マンションの屋上から飛び降りようとした吉井沙梨奈は、一瞬、空を見上げた。灰色の雲塊の中に毒々しい赤い雲がある。それが「コロニー雲」だと知って、「人類、滅亡しちゃうんだ」と思ったら気が楽になって死ぬのを延期した。

 佐賀県の沖で、魚が大量に浮いているのが発見された。10日前、有明海でコロニー雲が発生したが、そのコロニー雲が消えたとおぼしい海域だった。保健衛生研究所水質調査部の弓寺修平はコロニー雲の影響だと考えるが、他の者は信じない。 そして、自然環境が激変し、人類滅亡の危機が迫るなか、生き延びるために人々はシールドポリス建設などを試みるのだった。

「嫌われ松子の一生」の著者がたどり着いた、平成版“日本沈没”といえる壮大なSF小説。

(幻冬舎 1800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡部建一家に海外逃亡計画 佐々木希が離婚を迷う2つの説

  2. 2

    木下優樹菜に仕事なくても給料払うと申し出た事務所の温情

  3. 3

    西村まさ彦が“乳がん離婚宣告”報道に「ハメられた」と困惑

  4. 4

    アンジャ渡部建の父が厳命 佐々木希の実家へお詫び行脚

  5. 5

    “年の差婚”で武田真治は祝福され城島茂は…イマイチな理由

  6. 6

    “ゴマカシ説明”連発の小池都知事が招く感染爆発と医療崩壊

  7. 7

    星野佳路氏 コロナと共生“マイクロツーリズム”で生き抜く

  8. 8

    安倍首相の顔色に異変…髪乱れ生気なく党内に懸念広がる

  9. 9

    厚労省が研究開始 7%が苦しむ新型コロナ「後遺症」の深刻

  10. 10

    マック鈴木さん 手探りのマイナーからデビューまでを語る

もっと見る