「男・50代からの糖質制限」江部康二著

公開日: 更新日:

 世界的な医学雑誌の電子版「ランセットオンライン版」に掲載された論文によると、炭水化物を多く食べている人ほど総死亡率が高く、脂肪を少なく取っている人も総死亡率が高いという。ダイエットに挫折する人は多いが、これまでのダイエットはカロリー制限食だった。これは空腹のため続かない。

 だが、著者が勧める糖質制限食は、カロリーではなく糖質を減らすというシンプルな食事療法。糖尿病でないメタボの場合、1日3食のうち、朝か昼の1食だけ、玄米などの主食を取るスタンダード糖質制限食でOK。糖尿病やかなりの肥満の場合、3食とも主食抜きのスーパー糖質制限食だが、糖質のない酒なら飲酒も可。肉料理や酒も楽しめる食事法の紹介。

 (東洋経済新報社 1300円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘