「風俗警察」今井良著

公開日: 更新日:

 性風俗をはじめ、さまざまな風俗営業を取り締まる警察の生活安全課=「風俗警察」の最前線に密着したルポルタージュ。

 東京都を管轄する警視庁の風俗警察は、各所轄署でキャリアを積んだ精鋭250人の陣容。飲食店営業に関する許認可をはじめ、賭博犯罪や売春の摘発など「飲む・打つ・買う」への取り締まりがメインターゲットである。2017年9月から3カ月以上をかけて行われた乱交パーティー主催者の特定から内偵、そして現行犯逮捕の瞬間までの捜査の実際を取材。他にもわいせつDVD製造工場やJKビジネス、ハプニングバー、巨大な闇賭博場の摘発などに密着し、人間の欲望に関わる犯罪と向かい合う終わりなき戦いを伝える。

(KADOKAWA 840円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"