「水害列島」土屋信行著

公開日: 更新日:

 戦後、激減していた水害が近年、日本各地で再び甚大な被害をもたらし始めている。その背景には水害リスクが高い地域が開発され、人が移り住んでいることがある。

 さらに地球温暖化による気候変動が顕著になり、巨大台風の発生や線状降水帯、ゲリラ豪雨などによる大規模水害が危惧される時代になった。

 各機関の想定によると、巨大台風などで最大規模の高潮が発生した場合、浸水は東京23区中17区、区域内人口は395万人に達し、被害総額は115兆円にのぼるといわれている。首都圏では直下型地震が起きた際の地震洪水も心配される。

 昨年の西日本豪雨の検証や、江戸川区の水害対策への取り組みなどを紹介しながら、そうした大水害への対策を考える防災テキスト。 (文藝春秋 850円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡部大がブレークか 代役MCにドラマ出演、CMも隠れた人気

  2. 2

    悪徳マルチ元会長逮捕で安倍前首相が国会で“球拾い”する日

  3. 3

    菅内閣“ご祝儀報道”の裏で着々…真の肝入りは法務と警察

  4. 4

    優香に女優復帰待望論 衰えぬ美貌で深キョンもタジタジ?

  5. 5

    「集団就職」の真偽を問いただすと口調が興奮気味に一変

  6. 6

    宝くじ億万長者の2人…同じ数字の組み合わせを20年間継続

  7. 7

    「エール」音の妹と裕一の弟子が急接近…「露営の歌」秘話

  8. 8

    <前>菅首相も舌を巻く…自分ファースト小池知事の粛清人事

  9. 9

    阪神には行きたくない 糸井2世も敬遠する球団の構造的欠陥

  10. 10

    “お騒がせ女王” 華原朋美「事務所クビ」の真相と問題行動

もっと見る