「東京クライシス」安生正著

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 内閣府の広瀬伸太郎政策統括官は元内閣官房秘書官の加藤孝三に協力を要請した。日本海上の温帯低気圧と関東地方の南東海上にある台風9号のために関東地方に大規模な豪雨の発生が予測されるため、官邸のコントロールが必要になったのだ。それとは別に、上空に流れ込んだ強い寒気により発生した竜巻が東電新野田変電所を襲い、千葉県内に大規模な停電が起きていた。

 そんな中、総理大臣官邸内の危機管理センターに、荒川の堤防から墨田区に河川水が流れ込んでいると連絡が入った。やがて堤防が崩れはじめ、避難する人々に濁流が襲いかかる。

 首相らの場当たり的な対策に振り回されながら、「首都崩壊」の危機に立ち向かう防災担当企画官、文月祐美の活躍を描く。

(祥伝社 1700円+税)



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