「あきない世傳 金と銀 七 碧流篇」髙田郁著

公開日: 更新日:

 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の7代目・幸が、亡夫との約束だった江戸に進出して半月が過ぎた。大晦日の夜、仕事を終えた幸は小頭役の竹と湯屋に行く。湯屋でも2人は大坂とは異なる江戸の女たちの帯の結び方や着物の柄が気になって仕方がない。

 脱衣所でお才と名乗る女性が2人に声をかけてきた。お才は、指物師の弟・和三郎に勧められ、10日ほど前に孫用の手毬柄の友禅を買った客だった。幸は和三郎に助言され、大坂では屋敷売りで教えていた帯結びの技を、江戸店でも教えることにした。年明けの帯結び指南の日、お才が友人らと店を訪ねてくる。

 着物の好みも考え方も大坂とは異なる江戸で商いに知恵を絞る幸と奉公人たちの姿を描く時代小説シリーズ第7弾。

(角川春樹事務所 600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  5. 5

    「シニアにやさしい街」日本一の東京都板橋区は何がスゴイ?

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  3. 8

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  4. 9

    JR東海が政府に安定供給要請も「潤滑油」は代替調達が困難…このままでは日本の鉄道網も危ない!

  5. 10

    阪神藤川監督「オラつき」連発に対戦相手やファンから苦情の嵐《格好いいと思っているのかな》