「将軍の子」 佐藤巖太郎著

公開日: 更新日:

 徳川秀忠の乳母・大姥局の頼みで、武田信玄の娘・見性院が預かったのは、まだ将軍の側室として認められないおしづが産んだ秀忠の息子・幸松丸だった。

 やがて、秀忠の正室・お江の使いの老女が、幸松丸を引き取ると告げる。だが、おしづは幸松丸を渡さず、連れて逃げるという。懐妊がわかったとき、正室から、堕胎に用いるホオズキの根が送られてきたからだ。一計を案じた見性院は、老女が幸松丸を引き取りに来たとき、幸松丸は預かったのではなく、自分が養子としてもらい受け、武田を継がせると答える。(表題作)

 将軍の子として生まれながら、初代会津藩主となり、名君と称えられた保科正之の半生を描く連作短編時代小説集。

(文藝春秋 1500円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    近藤春菜がレギュラー“ゼロ” 仕事激減に「2つの大誤算」が

  2. 2

    稲見萌寧の発言は残念…プロは機会があれば海外挑戦すべき

  3. 3

    愛着薄い? 小池女帝「東京五輪返上」6.1ブチ上げの公算

  4. 4

    自民党はまるで「粗忽長屋」死に絶えてしまった政府の知性

  5. 5

    まだやっとったん大阪“見回り隊” 民間委託崩壊で2億円パア

  6. 6

    ぼったくり男爵より危うい 五輪開催に暴走する政府の狙い

  7. 7

    「五輪中止を」署名25万筆超!政府無視なら次はスポンサー

  8. 8

    眞子さまを早く結婚させてしまいたい官邸と宮内庁の本音

  9. 9

    眞子さまは小室家に嫁いで大丈夫?「育ち」を見極める言動

  10. 10

    福山雅治はNHK出演も語らず 自身の“家族の物語”は謎だらけ

もっと見る

人気キーワード