「傷だらけの果実」新堂冬樹著

公開日: 更新日:

 33歳の映画プロデューサー・裕二は、製作した映画すべてが大ヒットを記録する希代のヒットメーカー。日米合作の大作映画の日本側プロデューサーに指名される。主演のハリウッドスターの相手役を務める日本人女優のオーディション中、裕二はある女優の応募書類にクギ付けになる。瑞希というその女優を前にした裕二の脳裏に15年前の記憶が蘇る。瑞希は大学1年の時に裕二の前から姿を消した緑にそっくりだった。当時から映画界を目指していた裕二は、同級生の緑を見初め、彼女をスターにしようと整形やダイエットを繰り返させた。そして裕二は、彼女が最後まで拒んだ八重歯の抜歯まで強要したが……。

 二人三脚で芸能界の高みを目指していた2人の狂気の日々を描くエンターテインメント。

(河出書房新社 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒