「お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ」みなもと太郎著

公開日: 更新日:

 和田誠氏の名著「お楽しみはこれからだ-映画の名セリフ」のパロディー。映画評論を漫画評論に置き換え、スタイルはそっくり真似た面白本。

 オープニングは大御所、手塚治虫氏の「光」という作品の「……僕は、この世から悪人がいなくなるその日まで、果てしない旅をつづけるんだ」というラストのセリフから。あまりにもおざなりのキマリ文句だが、著者はその言葉が目に飛び込んできた時に、不覚にも涙を流していたと告白。

 他にも、電車のドアが開いた場面に添えられた「パシュー」という擬音に注目して、滝田ゆう氏の作品を語ったりと、作品の印象的なセリフに加え、ストーリーや作品の漫画史的な位置を解説。物真似風のイラストを添えて144作品を取り上げる。 (河出書房新社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  3. 3

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    小栗旬は「思い入れがない」コメント…福田雄一監督また炎上でも仕事が減らない映画業界のウラ事情

  1. 6

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  2. 7

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  3. 8

    二宮和也をNHKが起用で音楽特番MCは元嵐まみれに…テレビ局では“ポスト嵐”探しが迷走中

  4. 9

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  5. 10

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ