「捜査線上の夕映え」有栖川有栖著

公開日: 更新日:

 東大阪市内のマンションの一室で、元ホストの奥本栄仁が殴り殺された。凶器は御影石の臥龍(がりょう)の像だ。

 奥本と連絡が取れないのを不審に思った歌島冴香が8月28日、合鍵で入って、スーツケースの中の死体を発見した。そのスーツケースは冴香が奥本から借り、8月25日午後4時ごろ、奥本の瞑想(めいそう)の邪魔をしないよう、玄関に置いて帰ったのだった。その日の午後3時前まで、知人の黛美浪が奥本の部屋にいたという。

 応援要請を受けた臨床犯罪学者の火村英生は、冴香がスーツケースを返しにきたタイミングが引っかかった。まるで死体を詰めるために現場に持ち込まれたように思える。冴香にはアリバイがあり、別の容疑者が浮上する。

 火村シリーズの最新作。

(文藝春秋 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網