「モスクワ音楽都市物語」S・K・ラシチェンコ著 広瀬信雄訳

公開日: 更新日:

 19世紀半ばのモスクワは、音楽については「まったくの不毛の地」だった。ロシアでは音楽は、法で職業として認められておらず、存在していないのも同然だった。その一方で、個人的に自分の館で、音楽家を呼んでコンサートを開くという習慣もあった。

 1861年、モスクワにユルゲンソンが音楽出版所と音楽商会をオープンさせ、ここがモスクワの音楽生活センターとなった。62年、ルビンシュタインが「誰でも行ける交響コンサート」を開催すると、さまざまな階層の何千人もの聴衆がホールを満杯にした。やがてクララ・シューマンやワーグナーが訪れるようになる。

 モスクワを音楽都市に変えた人たちを紹介。

(明石書店 2750円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  2. 2

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  3. 3

    “30万着サバいて60億円”…侍Jがソロバンはじくレプリカユニホームのバカ儲け

  4. 4

    「Hey! Say! JUMP」山田涼介のグループ内「独り勝ち」で広がるメンバー間の“収入格差”

  5. 5

    伊野尾慧×松本穂香ドラマが“超”高評価なのは「リブート」の反動? 日曜夜に広がる“癒やし需要”

  1. 6

    宮城大弥が激白した! 大谷翔平にタメ口の顛末、兄貴分の山本由伸、オリックス愛

  2. 7

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  3. 8

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  4. 9

    TBS「サンデーモーニング」は高市政権に狙い撃ちされないか…高視聴率だからこそ心配だ!

  5. 10

    佐藤二朗に全部賭けた! フジテレビ“火9”連敗阻止なるか…民放GP帯ドラマ初主演の吉凶