著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(62)三晩のヴァギナの上の戦場体験

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

「インディアンが雨乞いの儀式のときに使うお面みたいですね」

 綾瀬は女から離れながらその台詞を口にしていたはずだ。女の声が追いかけて来たが綾瀬はかまわず足を速めた。

「作者はキイルディルっていう女性アーチストよ」「彼女は人間という動物種の」「ほとんどすべてに」「超常的… 

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【連載】金鳳花のフール

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