「FBI捜査官が教える『しぐさ』の心理学 解読編」ジョー・ナヴァロ著、西田美緒子訳

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「FBI捜査官が教える『しぐさ』の心理学 解読編」ジョー・ナヴァロ著、西田美緒子訳

 著者はFBI捜査官として長年、行動分析の分野で活躍。対象者との1万3000回以上の面談や数千時間に及ぶ監視ビデオの解析などを行ってきた。本書では、「顔を触る」や「髪をなでる」など、普遍的なしぐさを取り上げ、その理由を解説してくれる「辞書」。

 髪は「非公式な履歴書」と呼ばれるほど多くのことを伝える。例えば、女性が首の後ろの髪を素早く持ち上げるときは、心配や動揺、ストレス、ろうばいを感じているときだという。また頭の後ろで両手を組んでひじを突き出すしぐさは、縄張りの主張で、快適でその場を任されていると感じたときにするそうだ。

 以降、頭から足先まで、407項目を解説。相手のちょっとしたしぐさから、その本心を知るのに役立つコミュニケーションお助け本。 (河出書房新社 990円)

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