「宝の山」水生大海著

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「宝の山」水生大海著

 28歳の希子が暮らす宝幢村は16年前の地震で温泉が枯れ、衰退の一途。希子も両親を地震で失い、伯父夫婦に育てられてきた。10年前に伯父の伸一が倒れ、希子は美容師になる夢をあきらめ、毎日、介護に追われている。役場の職員・竜哉との縁談がまとまった希子だが、結婚後も介護のためにこの家に通わなければならない。

 そんなある日、希子は移住者の息子・耀から交換殺人を持ち掛けられる。耀が伸一を殺す代わりに彼の父親を殺して欲しいというのだ。

 1週間後、希子の留守中に伸一が死ぬ。結婚も延期となり、仕事を探す希子は村長の妻から村おこしのために契約していたブロガーが失踪してしまったので代わりをやってほしいと頼まれる。

 閉鎖的な村で繰り広げられる戦慄のミステリー。 (光文社 880円)

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