「サイレント黙認」神津凛子著

公開日: 更新日:

「サイレント黙認」神津凛子著

 長野県の建設会社に勤務する勝人は、カフェで働く華と出会う。順調に交際が進む中、勝人はケガで療養していた華の継母・巴の快気祝いのパーティーに招かれる。

 その席で勝人は巴に華との結婚を宣言。血のつながらない華の弟・星也は、勝人がこれまで見てきた姉の好みの男性とまったく異なっていることに疑問を抱く。調べると勝人は、建設会社を女一代で築いた矢羽田寿子の一人息子だった。

 幼馴染の葉月と矢羽田家の屋敷がある村に出向いた星也は、15年前に村で殺人事件があったことを知る。犯人は勝人の家庭教師だった。さらにその2年後、勝人の同級生だった14歳の少女が行方不明になり、まだ見つかっていないことも分かる。

 注目の作者が描く長編サイコミステリー。 (講談社 1045円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も