著者のコラム一覧
一雫ライオン作家

1973年、東京都出身。明治大学政治経済学部2部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に「ダー・天使」で小説家デビュー。21年に刊行した「二人の嘘」が話題となりベストセラーに。著書に「スノーマン」「流氷の果て」などがある。

(80)順平のカレーは脳天にまで響く辛さ

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 林檎は交際している、真中順平の部屋にいた。

 LINEで〈いまからすこし、そっち行っていい?〉と打つと、〈オーケー。了解〉と短い返事があり、林檎は順平の家に辿り着いた。実家に帰ろうかとも思ったが、母のマシンガントークに付きあうには体力も精神も削られているし、「ここは癒しの… 

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