「名画は知っている恐ろしい世界史の秘密」力石幸一著 副島隆彦解説

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「名画は知っている恐ろしい世界史の秘密」力石幸一著 副島隆彦解説

 1483年、フィレンツェに届いた「ポルティナーリ祭壇画」は人びとを驚愕させた。キリスト生誕の絵に神の子を祝福する羊飼いが粗野でみすぼらしく描かれている。キリスト教の聖域に現世の俗物が侵入するなどあってはならないことだ。しかも背景はベツレヘムではなくフランドルに置き換えられている。

 これは作者のヒューホ・ファン・デル・フースが信仰より民衆の生活の方が重要だと主張したかったからではないか。当時、民衆にキリスト教に対する不信が芽生え始め、プラトンの思想が広まり始めていた。それがフィレンツェのルネサンスに衝撃を与えたのでは?

 名画に隠された世界史の真実を読み解く一冊。 (ビジネス社 2090円)




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