「エロってなんだろう?」山本直樹著
「エロってなんだろう?」山本直樹著
世の中、表向きは性欲がないことにして、日常生活の約束は成り立っている。しかし、世のすべての人は両親の性交の結果だ。エロい漫画を描き続けて40年の漫画家が、普段みんなが隠しながら生きているエロを真剣に論じる。
自身のエロの原点となったのは、小4の時に読んだ永井豪の漫画「ハレンチ学園」だった。以降、自らのエロとの出合いと、エロを作り出す側になった経緯を振り返る。
1992年には、ある作品が都の条例に基づく不健全図書の指定を受け回収される事態となる。一連の騒動の背景を語りながら、エロは本当に子どもにとって有害なのかと考察。そして、エロいは面白い。「面白」とは隠されているものを明らかにすることにあるのかもしれないと説く。 (筑摩書房 990円)

















