今だから語れる 具志堅用高の華麗なる「飲み仲間」遍歴

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 話すことって、お互いの近況報告とか、たわいのない話題とボクシングネタ。試合が終わった直後だから、あえて野球のことは聞かなかった。そんなことを忘れるために飲みに出かけるのに、聞いちゃったらやぼだよ(笑い)。

 六本木の芋洗坂に今でも年に3、4回、顔を出すスナックがあってね。ここはプロ野球、芸能、テレビ関係者の隠れ家のひとつなんだ。ボクも通い始めて30年以上になるかな。去年の秋には、王(貞治)さんも来てらっしゃって、懐メロ歌ってたよ。

 人気の秘密は、マスターが粋な接客をしてくれるからだと思う。

 例えば、ボクが行くと、歌が上手なマスターは、いつもアリスの「チャンピオン」を歌ってくれるわけ。そんなところって、すごく心憎いよね。

 3年ほど前は、もっぱらブランデーの「レミー・マルタン」の水割りだったけど、今は焼酎が多い。お気に入りは、「赤霧島」「黒霧島」。手頃な値段の割には芋焼酎独特のやや甘い香りが立ってて、うま味があるよ。

 沖縄に帰ったら、やっぱり泡盛でしょ。なんせ500種類以上あるからおススメを聞かれても困るけど、「残波」「久米仙」「古里」「八重泉」「菊之露VIP」は間違いがない。

 お酒を飲み始めて、交友関係はボクシング界だけでなく、スポーツ全般、芸能、企業のトップにまで広がった。それがジムの運営に大きく役立ってるのは言うまでもないし、ボクのタレント活動の味方にもなってくれてる。お酒って、飲み方さえ間違えなければ、すごくいいもんだね。

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