客は“身内”だらけ…酒井法子Xマスディナーショー潜入ルポ

公開日: 更新日:

 そんな微妙な歌とは対照的にMCはなかなかのものだった。

「酒井、民放解禁!」

 と、先月「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演できた喜びを語る一方、「『さんまのまんま』に出たのになぜか東京ではオンエアされない」とボヤいてみせ、ファンの同情を買う作戦を展開。「来年は映画もあります。お蔵入りされなきゃいいなあ」と自嘲ネタも入れ、正直に自分の言葉で語っていたのは、好感が持てた。

 パチンコ店の営業で鍛えられたのか、客あしらいもお手のもの。途中、クリスマスメドレーを歌いながら、各テーブルを行脚し、手書きのカードを渡すサービスもあり。そのカードがいかにもカラーコピーで作りましたという安っぽさなのには笑ったが。

 宴もたけなわ、うすうす感づいてはいたが、170人中、純粋なファンは十数人ほど。ペンライトを持っているのがファンの証しとすればその人数はさらに減る。残りの大半が業界人風なおじさんとその仲間たちで、彼らとのりピー関係者が名刺交換するのがやたら目についた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった