客は“身内”だらけ…酒井法子Xマスディナーショー潜入ルポ

公開日: 更新日:

 そんな微妙な歌とは対照的にMCはなかなかのものだった。

「酒井、民放解禁!」

 と、先月「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演できた喜びを語る一方、「『さんまのまんま』に出たのになぜか東京ではオンエアされない」とボヤいてみせ、ファンの同情を買う作戦を展開。「来年は映画もあります。お蔵入りされなきゃいいなあ」と自嘲ネタも入れ、正直に自分の言葉で語っていたのは、好感が持てた。

 パチンコ店の営業で鍛えられたのか、客あしらいもお手のもの。途中、クリスマスメドレーを歌いながら、各テーブルを行脚し、手書きのカードを渡すサービスもあり。そのカードがいかにもカラーコピーで作りましたという安っぽさなのには笑ったが。

 宴もたけなわ、うすうす感づいてはいたが、170人中、純粋なファンは十数人ほど。ペンライトを持っているのがファンの証しとすればその人数はさらに減る。残りの大半が業界人風なおじさんとその仲間たちで、彼らとのりピー関係者が名刺交換するのがやたら目についた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」