黒木メイサ主演 ドラマ「デザイナーベイビー」に浮かぶ問題点

公開日: 更新日:

 9月22日から始まったドラマ「デザイナーベイビー」(NHK)は黒木メイサの妊婦刑事で注目されたが、ストーリーは結構、難しい。

 メイサは以前のスーパー美少女から大人の女に変わり、去年「ルパン三世」の峰不二子を演じた美貌は相変わらずハイレベル。身重の役も脚がスラッとしているし、さほど気にならない。

 ドラマの舞台はとある病院。生まれたばかりの赤ちゃんを誘拐された母親が刑事の聞き込みに話せないほど混乱しているので、妊婦の女刑事が呼ばれたという設定だ。黒木は親身になって母親から事情を聴き、最後のほうは黒木がその母親になりきり、誘拐犯と電話で応戦した。

「母親です……あの子を返して!」「あの子の声を聞かせて!」と犯人を説得(その間に捜査官は居場所特定)する演技は真に迫った。その日の昼の番宣に出演の際、出産を経験した黒木は「監督さんが男性なので」意見を言うこともあるという。

 もっとも、妊婦刑事の黒木は問題ナシだが、脚本が少し難解だ。「生殖医療」という親が理想の子供が生まれるよう“デザイン”するシステムがテーマ。それを実践する病院のカラクリを暴く展開らしい。こういうドラマだと視聴者も生殖医療の“是非”と向き合い、自分も答えを出さなきゃならなくなる。なんか面倒くさいと思う人も出るだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」