NHK「クロ現」3月降板 国谷裕子が辿った挫折とリベンジ

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 フリージャーナリストの国谷裕子(58)が、NHKの報道番組「クローズアップ現代」のキャスターを3月いっぱいで降板する。1993年から23年、月曜から木曜まで26分間、政治から経済、教育、医療や社会現象など、広範囲のジャンルを取り上げ、現代社会の複雑な断面を報道してきた。NHKの顔と称されるが、実は1年契約のフリージャーナリスト。降板を受けて「プロデューサーのみなさんが、編成枠が変わってもキャスターは継続したいと主張したと聞いて、これまで続けてきて良かった」と周囲に話している。

 1957年2月3日生まれ。大阪府出身。曽祖父は東洋紡・日清紡ホールディングス・兼松創業に関与した田附政次郎で「田附将軍」と呼ばれた綿糸相場師だ。3人姉妹の次女。三和銀行国際部で仕事一筋の父の海外勤務にともない、幼稚園はアメリカ、小学校1年から5年まで曽祖父が開校した帝塚山学院小学校、小学校6年から中学校まで香港、高校は聖心インターナショナルスクールと、日本と海外を行き来しながら過ごす。79年、米国ブラウン大学を卒業。国際関係・国際経済を専攻し、在学中の論文は「広田弘毅時代の日米関係」だった。

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