「真田丸」武田勝頼役を好演 平岳大の知られざる挫折秘話

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■医師目指すも「不向き」で断念

 名優・平幹二朗、女優・佐久間良子の長男として誕生。暁星小3年の時に離婚、母親に引き取られた。同中・高校と進んだが、偉大な両親の呪縛から逃れるため高1で単身渡米し、モーゼス・ブラウンスクールに入る。

 慣れない寮生活、英会話に苦労したが、ガールフレンドの上級生からマンツーマンで英語を教わってマスター。医者を目指して勉強漬けの日々を続けた。ブラウン大学理学部応用数学科では、毎日8時間も猛勉強。だが、カウンセラーに医師向きではないと宣告されて挫折。コロンビア大学大学院修士課程へ進むも、やりたいこと、なりたいものが見つからず、中退。25歳で帰国し、外資系投資顧問会社に就職するも肌に合わず、IT関連企業に転職したが、しっくりこず、ついにサラリーマン人生を諦めた。

 改めて俳優を志したときには、すでに27歳。両親の17年ぶりの共演作となった舞台「鹿鳴館」の息子役でデビューした。

「母親は猛反対。だが、息子の意志の強さと熱心さに折れて、認めた」(芸能ライター)

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