どん底も経験 永野の冷めた芸人観「お笑い20年って変態」

公開日: 更新日:

「ゴッホより~普通に~ラッセンが好き~♪」のフレーズで大ブレーク中のピン芸人・永野(41)。かつては「カルト芸人」とも、「売れてはいないが芸人が認める天才」とも呼ばれていただけあって、笑いに対する考え方も突き抜けていた。

  ◇  ◇  ◇

 ネタは連想ゲームみたいな感じで出てきますね。他の人って、例えば漫才とかコントは机に向かって書くと思うんですけど、そうすることで「社会的」になると思うんです。人に伝えようと人向けに書くので。僕の場合は頭で思いついたものを生焼けの状態でそのままやっている。漫才は徐々にブラッシュアップしていくんだろうけど、しないままでやっています。

 ……と、まあカッコ良く言おうとごまかしましたけど、ラッセンとか富士山の猫のネタとか、あれ以上長いものを覚えるのがだるいんですよね(笑い)。長ゼリフ言って、最後に拍手もらっちゃうみたいな、尊敬されちゃうみたいな、ああいうの嫌ですね。お笑いで拍手とか尊敬とかされたら最悪です。僕が一番ほしいのはカネですね。前は全然仕事がなかったので、収入は上がってはいると思います。(月収)100(万円)を超えたことはもちろんありますけど、まだまだです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”