どん底も経験 永野の冷めた芸人観「お笑い20年って変態」

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 ホリプロやめて4年間くらいフリーだったんですけど、その頃なんて「自称芸人」。求められてもないのにライブやって、本当の最悪、どん底でしたね。だから、最近ファンになった人が「同年代だから共感する」「中年の星だ」とか言ってくるけど、人をからかわないでほしい。うるせえ、おまえは子供や家族いるくせにと思って。

 同級生でも急に電話してくるやつもいるし、芸人でも「永野くんが売れて芸人たちの希望だ」とか嘘ばっかり。同世代に向けてなんて全くやってないし、ただ好きなことやってカネもらって楽しさを求めているのに、ふざけるなと。僕は若い人とかお年寄りとか、純粋に楽しんでくれる人に向けてやっていて、拍手とか感動はいらないんです。見ている人って、背景とかストーリーを「酌む」んです。そういうのがはやってることが嫌ですね。

「苦節20年」みたいな苦労話で感動して泣いちゃってる奴とか見るとガッカリ。お笑い20年ってただの変態ですからね。本当に頑張ってる人は普通に働いて家族のために自分が本当にやりたいことを諦めて仕事している人。そっちに感動すべき。お笑いなんて露出狂みたいなもので、ただの「癖」でやってるだけですから。売れないまま何十年もお笑いを続けている人は、初老の痴漢と一緒。「いい加減やめろ、いつまで興奮してるんだ」みたいな。

 お笑いは20年やっても逮捕されないだけ。なんでみんな気付かないのかなあ。

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