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碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

「山田孝之のカンヌ映画祭」は虚実皮膜を楽しむドラマ

 俳優・山田孝之が仕事を決める時、低予算も深夜枠も関係ない。挑戦的な企画、共感できる制作陣、何よりその現場が刺激的かどうかで判断する。「山田孝之のカンヌ映画祭」もそんな一本だ。

 山田がカンヌでの受賞を目指し、プロデューサーとして映画製作に取り組む。作品名「穢の森」。主演は芦田愛菜。父親を死なせた母親とその愛人に復讐する。監督は「マイ・バック・ページ」の山下敦弘と、3・11直後の東京をドキュメントした「トーキョードリフター」の松江哲明。さらに撮影は是枝裕和監督作品で知られる山崎裕だ。マジで見たい。

 番組は山田たちの映画作りのプロセスを追っていく。なんと山田と山下は敵情視察とばかりに、本物のカンヌ映画祭に潜入。そこに集う映画関係者に「穢の森」のデモ映像を見せたり、映画製作についてのアドバイスを受けたりするのだ。そして先週はキャストのオーディションを行っていた。

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