67歳で映画デビュー 吉田類氏が語る仕事と遊びの極意

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「もともとね、働くという意識がないんです。好きなことしかやらない。絵も俳句も酒場巡りも好きだからっていうのが最初なんです。夢を追うとか、何かをかなえるためにやるという意識は全くありませんね」

――ずっと現役で活躍できる秘訣は何でしょう。

「結果を狙ってやったら駄目だと思うんです。俳句のコンクールの選考に加わったりしますとね、優秀なんだけど、どこかで見たような句というのがある。真似してるんですね。でも、そんなことやってもバレるし何にもならない。本当に心からばか正直に、好きなものに没頭する。僕は山歩きも趣味なんですけど、地面を見るだけで、アリとか昆虫どうしの戦いがあったりして楽しい。携帯カメラで撮ってツイッターに投稿したりして、毎日楽しくて仕方ない。定年退職で引きこもってしまう同世代の話も聞きますが、年齢に縛られて自分で自分の可能性を制限する必要は全くない。おしゃべり好きな奥さまみたいに皆どんどん出ていくべきです。映画も旅と一緒、知らない世界に行った気になれるところですね」

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