デビュー15年 綾小路きみまろ「東京五輪まではひた走る」

公開日: 更新日:

 中高年のアイドル、綾小路きみまろさん(66)がメジャーデビュー15周年を記念し、本を次々出版。中でも面白ネタをなぞって文字を書く、「書きとりきみまろ」(講談社)が笑って手先を動かせると人気。中高年市場を次々と開拓し続けるきみまろ氏に秘策を聞いた。

「『書きとり帳』を作るにあたっては、とにかく字を大きくしてくださいとお願いしました。今はデジタル文字が増えて、文字が小さいものだから、高齢者にやさしい活字が少ないんです。なぞって笑えるネタを厳選しました」

 日々の分析が生かされた実用書というわけだ。中高年観察はライブ中も怠らない。

「この前は突然ライブ中にカバンの中を探しまくって、そのうち席を立ってカバンをひっくり返しているオバサンがいました。それも一番前の席で。オバサンは忘れっぽいですから、家に戻ってもう一度戸締まりして3回繰り返しますからね。それでも突然気になり始めちゃうんです。途中で席を立って、帰ってこないと“家族に何かあったのか?”と、こっちが心配になっちゃう! お客さんの関心が動くオバサンにもっていかれますし、『自由すぎる中高年』は予測不能。その中で漫談をやるのは結構大変なんですよ!」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方