酒の席でも“勝負事” ブル中野さんが語る全女のムチャ飲み

公開日: 更新日:

 1990年代の女子プロレス界で悪役レスラーの頂点を極め、“女帝”と呼ばれたブル中野さん(49)。当時は女子レスラー屈指の大虎を演じた。

 ◇  ◇  ◇

 全日本女子プロレス(以下、全女)といえばリング外ではまず「酒・たばこ・男」厳禁の“三禁”を思い浮かべるファンが多いと思います。私が入門した83年当時はそれがとても厳しくて、特に新人や10代のレスラーが破ると始末書の提出や、最悪の場合、解雇……。

 私自身、入門して間もない頃に寮で同期と興味本位で缶ビールをほんの少し飲んだことがあり、それが後日バレて始末書を書いたことがありました。空き缶の捨て場に困り、ベッドの下に隠したものの、寮を出て一人暮らしをする際にウッカリそれを忘れて見つかってしまったっていう、今だから笑える話なんですが、「次はクビ」と、キツーく叱られたものです。

 その一方で、80年代後半あたりから、20歳を過ぎて自己管理がちゃんとできるって前提で、会社は大っぴらに飲まなければ見て見ぬフリをしてくれてました。ライオネス飛鳥さん、長与千種さんのコンビ「クラッシュギャルズ」のブレークとダンプ松本さん率いる極悪同盟との抗争で、年間300日もの興行(試合)はどこも満員御礼。それに加えてテレビ出演……。遊ぶ時間がないから、その不満のはけ口をつくる必要があったんでしょうね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」