フジのスマスマ枠 「世界の村のどエライさん」の既視感

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 フジテレビ系「SMAP×SMAP」の後番組として昨年1月にスタートした「ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?」(月曜22時、MCフットボールアワー後藤&田中みな実&DAIGO)がこの年末にひっそりと終了した。最終回の平均視聴率は4.5%だった。

 その後を受けて15日に始まったのが「世界の村のどエライさん」。MCにはミュージカル界のプリンスとよばれる山崎育三郎(32=あのモー娘。なっちのダンナ)を起用。ほかに千鳥やキャスターの高見侑里(30)もいる。

「世界の片隅で暮らす村人たちの幸せに迫るバラエティー」という触れ込みで、初回はコロンビアの人口密度世界一のイスロテという村に行き、その生活ぶりに密着。しかし、率直に言って面白くもなんともない。感動のない「ウルルン滞在記」か、驚きのない「陸海空 地球征服するなんて」みたいだ。

 そもそも、世界を訪問する番組など「世界の果てまでイッテQ!」(日テレ系)、「世界ナゼそこに?日本人」(テレ東系)、「世界の村で発見!こんなところに日本人」(テレ朝系)など世界を訪ねる番組などがあって飽和状態。後からやるなら「YOUは何しに日本へ?」(テレ東系)のような成田空港で外国人をつかまえるとか、まったく違う発想をしないとどうにもならないのではないか。

 案の定、視聴率も4.1%と「もしズレ」よりもさらにダウンしてしまった。

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