西日本豪雨で延期か中止 対応分かれた芸能イベントの今後

公開日: 更新日:

 日本リサーチ総合研究所主任研究員の藤原裕之氏がこう言う。

「7年前の東日本大震災の教訓として、多くの人が自粛ムードより早く従来通りの消費活動に戻すことが重要ということを学びました。災害直後は、自粛ムードが優勢になりがちですが、企業は応援消費という形で消費マインドを回復させる必要があります。こうした取り組みを叩く人もいますが、実際には応援している人も多いのです。そのことを考えると、コンサートなどのイベントは極力行った方が経済の冷え込みが軽減して、消費者マインドも早く回復するのではないでしょうか」

 実際、東日本大震災後は、続々と舞台やコンサートが「中止」を決め、損害額は数十億円に上ったとされる。今回も、2日間予定されていた、ゆずの広島公演は、グッズの売り上げも含めると損失額は数億円単位に上るとみられている。

「これから、広島県、岡山県などの中国地方は盆踊りや企業の納涼祭りが始まります。それが一斉に中止されたら、子供やお年寄りが、がっかりするだけでなく、イベントに招かれている関西圏の芸能人の懐も直撃しかねません」(地元イベント関係者)

 ただでさえ、芸能界はCDが売れず、タレントのギャラは下がる一方で中小の芸能プロがバタバタと潰れている。ここは“不謹慎狩り”なんかに屈さず、踏ん張る時ではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず