毒が入りました。それも談春、志らくという強烈な個性の毒

公開日: 更新日:

 花緑の前座時代、後輩は全員が年上だった。それも大学出のひねた三遊亭白鳥とか、板前修業をしてたことがあるこわもての橘家文蔵とか、一筋縄ではいかない連中が15歳の九太郎を「兄さん」と呼ぶのだ。

「我々の業界では後輩と飲食店に入ったら先輩がおごることになってます。僕がお勘定を払うと10歳くらい年上の後輩たちが揃って『ごちそうさまです』って頭を下げる。子供にごちそうになってるんですから、皆さんもやりづらかったと思いますよ」

 そんな前座時代を2年半過ごし、1989年9月に二つ目に昇進して柳家小緑と改名する。昇進後、しばらくは小さんの持ちネタを忠実に演じていた。変化があったのは、他の団体の若手と交流するようになってからだ。

「二つ目の途中で立川流という毒が入りました。それも談春、志らくという強烈な個性の毒が」

 きっかけは談春から二人会をやろうと持ち掛けられたことだ。断る理由がないので、四谷のそば屋の2階にあった貸席で「談春・小緑二人会」を開いた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 2

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  3. 3

    白石聖は「豊臣兄弟!」代役から7月連ドラヒロインに大抜擢 “ラッキーガール”にかかる期待とリスク

  4. 4

    和久田麻由子「news LOG」がワイドショー化にシフト…番組コンセプト“置き去り”構成ガラリの是非

  5. 5

    芥川賞作家も貧困を訴える厳しい現実…吉本ばななの赤裸々エッセーが波紋、柳美里も「時々、家の電気が止められる…」の衝撃

  1. 6

    皇室典範改正のタイミングで…愛子さまに「海外留学」説が浮上

  2. 7

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  3. 8

    森保ジャパン21日のチュニジア戦は「勝利が絶対条件」 初戦圧勝のスウェーデンが決勝T進出の脅威に

  4. 9

    任侠界も騒然…当局も確認に走った超大物極道トップの死亡説

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真がファンから支持されるワケ 日本&カナダの“組織票”で球宴スタメンなるか