著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

香港デモに思う…非正規雇用でいいから達者な訳者をつけろ

公開日: 更新日:

「参院選で憲法改正の3分の2の議席数なんかどうでもいいよ」と独り言を言う人たちが居酒屋であふれていた。今、非正規雇用の人が2000万人以上いるとはビックリした。働いてる人の4割だと。しかも、長い間、月給は上がらず安いままだ。老後の2000万円足りない問題が噴き出してから、にわかに社会が揺らいでいる。正社員になれないまま家庭も持てないまま、心まで病んで、ひきこもってしまった中高年が60万人以上もいるとか。そんなことでこの先どうやって暮らしていけるのか、何の希望も持てない人が、今日も思い詰めて老いていく。そんな人に安定した職場を与えられる会社はなかったのだ。そして、今もないのだ。

 アベ首相の年俸は4000万円。何年も辞めずにいるし、毎晩飲み歩いているわけじゃないだろうし、1億5000万ぐらいは貯めこんでいるんじゃないだろうか。鳩山という若い世襲議員など遺産を売って17億入ったとか。“戦争しよう!”と暴言した議員も辞めずにカネだけもらっている。国会議員は自分の給料を減らす政策からやり直したらどうなんだ。未来の見えない選挙にうんざりする。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因