3冠危うく視聴率稼ぎ 24時間テレビ“不要論”局内外から噴出

公開日: 更新日:

「チャリティー番組といえども、しょせんは視聴率が最優先なんです。日テレは19年度もしくは20年度の視聴率3冠王に黄色信号がともり始めていますから。今のままでは目下、絶好調のテレビ朝日に3冠を奪取されてしまう。『24時間テレビ』でドカンと高視聴率を取り、貯金をしておく必要があった」(編成関係者)

 今回の番組平均視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、番組エンディングで最終ランナーのいとうあさこがゴール地の東京・両国国技館へ向かって必死に歩を進めるシーンは、瞬間最高視聴率の39.0%を記録。昨年の平均視聴率15.2%、瞬間最高34.7%と比べると健闘したといえる。

 視聴率奪取にはやる日テレだが、水卜アナ決定の背景には事情もあった。

「本来、4人目は『イッテQ』の準レギュラーでもある木村佳乃にオファーしていたのですが、夫でジャニーズ幹部でもある東山紀之の大人の都合で出演がNGになってしまった。結果、誰も候補がいなくなり水卜に白羽の矢が立ったわけです」(事情通)

 さらにネット上では、一局員に過ぎない女子アナを酷使する姿勢はブラック企業だとする批判も浮上している。もはやチャリティー精神を忘れ、視聴率獲得に奔走する同番組。いま一度、番組のコンセプトを考え直す時が来ているのかも知れない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”